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html5第2回

html5第2回

今回はhtml5で実際にコーディングする際に注意すべき点として、旧ブラウザへの対処法について学習する。

旧式ブラウザへの対処

当然のことながら、htmlを理解するのはブラウザである。ブラウザにとって未知の仕様は正しく表示できない。具体的にはIE8以前のブラウザなどのhtml5未対応のブラウザでは、headerタグなどを認識できない。このため、こうした旧式ブラウザでも表示可能とさせる対処を施す必要がある。

cssでの準備

cssで記述すべきは下記のとおりである。新しいタグをブロック要素として認識させる。

article, aside, details, figcaption, figure, footer, header, hgroup, menu, nav, section { display: block; }

html5.jsの読み込み

IE9よりもバージョンが古い場合、外部ファイルとしてhtml5.jsを呼び出し反映させる。

<!--[if lt IE 9]>
<script src="http://html5shim.googlecode.com/svn/trunk/html5.js"></script>
<![endif]-->

感想

旧式ブラウザをhtml5へ対応させるのは手間ではあるが、IEのシェアは依然として高く2014年9月時点で58.4%となっている。その中でIE8は22.3%という値であり、無視できる量ではない。一方、スマートフォン向けプラットフォームではhtml5未対応ブラウザは存在していないため、開発側からすると考慮すべき点が少なくて済む。
こうした技術的課題は業界の体質であり、新しい技術が出続ける以上、作り手側の学習と情報収集が重要でり続ける。それを容易にしているのもまたインターネットの技術であり、その点に自分も貢献できるよう努力を続けたい。