Wordpress 第7回
Wordpress 第7回
今回はトップページをブログではないページに変更する。ブログはサイト内の1コンテンツとして配置する。
概要
Wordpressの機能として、ブログ形式で構成されたページでなくてもトップページとして設定可能である。ある固定ページを通常の企業サイトのトップページのような格好にして、ブログをコンテンツの1つとすることで、単なるブログサイトとしてではなく、極めて汎用性の高いサイト制作が可能となる。
今回は企業サイト風の別ページをトップページとして配置し、かつトップページのデザインを大幅に変える。
business.php
このぺーじがトップページになる。コメント内の値を参照する、という特殊な処理があるので、命名はしっかりと行なう。id名を専用のものにし、cssを当てられるようにしておく。トップページ用の画像はブログ用の画像と変える。
01.空のbusiness.phpというファイルを作る。 02.page.phpの中身をコピーアンドペーストする。 03.<?phpの後に、/*template_name:ビジネスサイト風のページ*/と記述。 04.<div id="content" class="page">を<div id="topcontent">に変更。 05.<div class="post">とその閉じタグを削除(中身は消さない事)。 06.<h2>~</h2>を削除。 07.<h2>を削除した位置に下記コードを記述(top用画像を表示させる)。 <p><img src="<?php bloginfo('template_url');?>/topimage.jpg" alt="*" width="760" height="370"></p>
ダッシュボード
header.php
トップページは専用の画像を表示させ、ブログページで使用したトップ画像は表示させないようにする。
をifでくくる。<?php if(!(is_page('ビジネスサイト風のページ'))):?> <p id="img"><img src="<?php bloginfo('template_url');?>/header.jpg" alt="*" width="760"></p> <?php endif?>
感想
Wordpressの魅力として、htmlの知識を持たないユーザでも記事の投稿やある程度のカスタマイズを実施できるという点が挙げられる。今回の学習でそのことが改めて感じられた。単なるブログサイトしか作れないのでは用途が狭い。しかし、今回学んだ機能を使えば、一般の企業サイトの1コンテンツとしてブログが設置されている構成が取り得る。
通常のサイトを1から作ると、クライアントは更新や保守も継続して発注し続ける必要がある。しかし、Wordpressを使えばその必要はなく、最初にサイト構築だけ依頼すれば、以降の更新や保守はクライアント側で実施可能となる。
Web業界としては継続性がある更新や保守の仕事は重要であるが、それだと資金的に発注しにくい小規模の事業者にとっては魅力的な選択肢となる。そういった顧客が相当数眠っていると思われるので、営業努力により爆発的な需要を掘り起こせる力を持ったコンテンツであると感じた。